明日何をしよう

四国の片田舎に住む大学生が 広く浅く物事について書き綴っていくブログ

【ボイトレ】練習はほどほどにした方が良いという話【耳の違和感】

突然ですが、みなさん歌うことは好きでしょうか?僕は大好きです。

自室でも風呂場でも、何ならバイクに乗ってヘルメットを被っているときでも歌います。

数日前、恐らくそれらが原因で耳を傷めてしまいましたので、その時の話を書いていこうと思います。(現在はほぼ回復しました)

 

 

改めて文字に起こしてみると間抜けな話だな……。

 

※当方は身体の専門家ではないので、本当に自身の体調がよろしくないと感じている方は一度病院で診てもらうことをお勧めします。

 

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目次

 

耳の症状

ボイトレをした翌日朝起きると耳(特に右耳)に何かが詰まっているような違和感と、自分の声が大きく聞こえるような感覚がありました。

これまでも寝起きにちょくちょくこういったことはあり、たいていは朝の支度の途中で治っていました。

しかし今回はすぐ治る気配が無く、さらに両耳にそういった違和感を感じたことは無かったため、不安が募りました。

 

痛めたときの状況

ボイストレーニング方法や発声法など調べているとよく「あくびをしているときのようにに歌う」といった表現に出会います。

これは高い声などを出そうとする際に、のどの奥が狭まって痛めてしまわないようにや、つぶれていない広がりのある声を出してもらえるようにという意味で使われる表現だと思うのですが、これにやられました。

つまり、のどの奥の空間を広げて歌おうとするあまり、ガチであくびしている状態を維持しながら歌の練習をしてしまいました。

これの何がいけないのかと言うと例えば、あくびをしているときに思わず、「あ~ぁ」的な気の抜けた声を出してしまうことがあると思います。

この時の自分の声ってやたら大きく感じるじゃないですか?その状態を維持したまま、軽音楽部時代のギターボーカルで培った声量(隙あらば自分語り)を駆使して歌い続けたので耳に負担がかかってしまったというわけです。

実際に歌っていた時もめっちゃうるさく感じたんですけど、お、喉の奥も閉まらねえしこりゃいい発声方法だな!くらいのテンションでいました。

 

あの時の自分を殴りたい。

 

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病院へ

ネットで自分のような症状を探してみましたが、自分の声で耳を傷めたなどという記事は出てきませんでした。

それどころか突発性難聴メニエル病など、恐ろしそうなワードばかりが目に入ってきたため、たまらず病院へ行くことにしました。

 

先生との会話

先生「どういった症状ですか?」

僕「耳に違和感があって……籠っているような、音が大きく聞こえるような感じがします」

先生「なんか心当たりは?」

僕「昨日歌の練習をしてて、変な発声方法をしていたのでそのせいかもしれません」

先生「変なって、どんな方法?」

僕「あの…あくびをするようにいいますか…のどの奥の空間を広げるように歌っていたのですが…」

先生「それは学校の授業かなんかで教えられたの?どんな学部通っているの?」

僕「あ、いや全然そんなことは無く、独学でやっています、エヘヘ…。学部は工学部です

先生「苦笑」

 

みたいな感じの会話をした後、診察に移りました。

ちなみに先生は、(こりゃ参考にならん)みたいな顔をしながら診察を開始していました。

本当に思った通り真摯に受け答えしたつもりだったのですがね…泣

 

診察

耳や鼻の奥や喉を見てくれた後、鼓膜の動きの検査(ティンパノメトリーと言うそうです)、聴力検査、あとこれは僕だけだと思いますが、鼻の奥に金属の綿棒のようなものを通して薬などを塗り、鼻炎を解消するような処置をしてくれました。

 

ちなみにこの鼻に突っ込むやつが一番つらかったです。イメージとしてはインフル検査の際の綿棒を突っ込む奴のより痛い版って感じです。

反射で涙がボロボロ出ました。この間観たニューシネマパラダイスより泣けました。

 

診断結果

先生「んー、鼓膜の裏の中耳の部分が赤く腫れてて、聞こえも悪くなっているみたいだから、よくわからないけどその歌の練習のせいで耳に炎症が起きたんだと思うよ。」

先生「まあとにかくその歌い方はもうしないでください。漢方薬出しておきますから飲んでね。また三日後来てください」

とのことです。

割と時間のかかる検査をいくつかして、しかしそれらの結果は特に通知されず耳の状態だけしか伝えられなかったことは少し不満でしたが、それほど心配する必要はないといっていただけたのでまあよしとします。

しかし診察料金4000円はなかなかつらかったです…(検査機器高いもんね…僕も工学部だからわかるよ…)

 

漢方薬と鼓膜マッサージ

診察結果を言っていただけた後、鼓膜マッサージなるものを受けました。これは患者が自分で、管のつながっているパーツを耳に固定し、「ぼぼぼ」と空気の出し入れを耳に施すことでその名の通り鼓膜をマッサージするものです。割と気持ちよかった。

 

件の漢方薬柴苓湯(サイレイトウ)というものをいただきました。

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ちなみに調べてみましたが、イカネツという漢方はありませんでした。

※今でこそこんな風におちゃらけられますが、実際に柴苓湯を頂きそれについて調べたとき、効能が突発性難聴メニエル病と書いてあり、震えあがっておりました。

 

経過

タイミングの悪いことに、来院した次の日から一泊二日で小旅行へ行っており、一日目の午前中はまだ耳に違和感は残っていたのですが、夜になるとだいぶ正常の状態に戻っており、二日目にもなるとほぼ完ぺきに治っていました。良かった。

 

漢方が効いたのか、安静にしたことで良くなったのかは定かではありませんが、時間経過によりマシになっていったことは確かです。

 

もしかしたら旅行初日のお昼に入った、ホテルニューアワジの温泉が効いたのかもしれません。

※余談ですがあそこの温泉はマジでおすすめです。入浴のみの利用なら1800円で済むので貧乏学生の僕でも入れました。

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結論

あくびをするように歌うという表現は間違いではないが、本当にあくびをしながら歌ってはいけない。です。

久々に変なとこだけ器用な自分を恨みました。

みなさんも発声練習の際は、やり方を間違えないように気を付けてください。

 

たぶん普通に練習してたら、そんなことにはならないんだよな……